海がきこえる　新装版 （徳間文庫　ひ１５－３　トクマの特選！） 氷室冴子／著 徳間文庫の本

「海がきこえる」は雑誌連載版、単行本版、旧文庫版と全て買って読んでいます。 新しいのが出るたびに内容が少しずつ変更され、違いを探すのも楽しみでしたが、さすがに著者の氷室冴子さんが亡くなっているので、今回は旧文庫版と小説自体は相違はないようです。 それでも敢えて違うところは、あとがきがちょっと簡略されていたり、イラストが1点だけ変更されたりといったところでしょうか。 解説は酒井若菜さんですが、解説の依頼を受けて初めて小説を読んだと書かれていて、別に文句ではありませんが、何故そういう方に解説を依頼したのかちょっと謎です。

昔々のこと、一度金曜ロードショーでジブリ作品として観て感銘を受けた。大学時代に部活動で毎年遠征した高知市内の印象は大変良く、想い出との相乗効果でお気に入りの作品に。飲酒画面が教育上よろしくないとかで、ジブリ作品としてそれ以来テレビ放送が無いのが非常に残念。作者による原作も読んでみたいと思いが募りました。原作を読むとテレビ放送が簡単すぎて理解に苦しんだ場面の背景が分かり一層好きな作品になった。原作本のイラストはテレビの主人公のイメージと重なり秀逸。今回購入して本当に良かった。

氷室冴子さんの作品は「なんて素敵にジャパネスク」のシリーズしか読んだことがなかったのですが、友人からこの作品も面白かったよと聞いて購入しました。10代の頃、若い感性を持っていた頃に読みたかったなぁと思いますが、出会えて良かったです。 分厚いですが行間が広いので文字数としてはさほどでもなく、すぐに読了しました。

高校生大学生くらいが読むと恋愛観が変わってしまう。私はそのくらいの影響を受けた。ジブリ作品にもなっているが、ファンタジー要素はなく、真面目な青春恋愛ドラマなので、あまり人気がなく目立たないが、私はジブリ作品の中でも上位にいれるくらい好き。田舎育ちの素朴男子が、東京ツンデレ女子に振り回される。

学生時代によく読んでた作家さんで、この作品は読んでみたかったけれど手に入らなかったので復刻で出版されて嬉しかったです

昔買ったものがあったのですが、読めずにいたので”新装版”を買いました。感性が若くなり、読後感は良かったです。

注文から発送までが早く丁寧な梱包をしてくださっていて商品も綺麗に届きいつも利用させてもらっています