その犬の名を誰も知らない （ＳｈｏＰｒｏ　Ｂｏｏｋｓ） 嘉悦洋／著　北村泰一／監修 ノンフィクション書籍その他

今回、この本を購入し、読んで良かったと思いました。読んでいて目に浮かんで来るようでした。映画の「南極物語」は、フィクションも含まれており、第一次越冬隊での出来事を風化させないためにも必要な映画だったのかも知れません。60年以上がたち、「タロとジロの奇跡」が真実となり、よみがえり涙が、にじむシーンもあり、辛く悲しい出来事ではありますが、第三の犬の存在が明らかになり、本当に良かったと思いました。ものすごくリアルでもあり、もうちょっと知りたいと思う場面もありましたが、越冬隊の北村氏が、記憶をたどりやっとたどり着いた一冊です。この本が出版されて本当に良かったと思います。

昔見た映画『南極物語』ではフィクションとして描かれていたあのカラフト犬が、事実でも、幼い太郎と二郎の2匹を護り、越冬隊員が戻る直前に命果てるまで人を信じていたのだと知り、言葉では言い表せないあらゆる感情が溢れて涙が止まらなくなった。 上野の科学自然博物館には二郎だったか…剥製が展示してあった。 太郎と二郎と共に過酷な南極の冬を生き延びた賢く優しく強いこの第3のカラフト犬を私達は、奇跡の生還を起こした奇跡の存在として広く知る必要があると思いました。

南極第一次越冬隊と樺太犬たちの、実話です。涙を禁じ得ませんでした。大切な仲間、同志である犬達を置き去りにせざるを得なかった事は想像を絶する苦悩、辛さだった事でしょう。そして、自分達の帰りをひたすらに待っていた犬に、気づいてあげられず、身悶えするほど、もどかしい思いにかられた事でしょう。リーダー犬、リキの思いは、生き残ったタロ、ジロに伝わったはずだけど、リキのことを私たち人間ももっと知るべきと思います。

この本の事がテレビで紹介されていたのを高校生の息子が観て興味を持った様で、学校での朝読書の時間に読みたいと言われ購入しました。夕食を食べながら読んだ所までの感想だったり涙ぐんでしまった事など話してくれます。南極物語を知らない息子と今度久しぶりに見返してみようと思っています。色々考えさせてくれる一冊だと思います。

以前テレビで、この本の事が流れていたので欲しくなり購入させて頂きました。 テレビで放送されたこともあり、在庫がないので、入荷したら発送しますと、ご連絡がありました。 時間は、いつもよりかかりましたが、ご連絡頂いていたので 安心して待つことができました。

非常に良いと評価しますが、ページを捲るたび南極に連れていかれたカラフト犬の過酷さ儚さ、辛くてなかなか次にいけない本です でも当時の記録としてちゃんと理解しようと悲しみ堪えながら読みました 初の南極観測の記録本として読む方が辛くないと思いました

途中何度か涙を堪えることができませんでした。カラフト犬の能力の高さ、愛情深さがよく描かれていて、結末を知っているだけに堪らなくて。映画南極物語をリアルで見ていた世代ですが改めて観直しました。

最近TVのクイズ番組で取り上げていたので興味をもち購入しました。高倉健さんの南極物語の映画からの知識しかなく生き残ったのはタロとジロだけだと思っていたので事実を知って感動しました。

南極物語は子供の頃、映画館で見て衝撃的でした。 北村泰一氏の南極越冬の著書は他に2冊読んでいて 内容が被る所もありますが、又新たなストーリーが 知れて興味深く読ませて頂きました。

南極物語のカラフト犬はどうして生き残ったのか、タロとジロ以外で行方不明になったワンコが6頭もいた事実、幼いタロ、ジロに生きる術を教えたリーダー犬の存在、感動しました。