死ぬまで生きる日記 土門蘭／著 紀行、エッセーの本その他

「楽しい、嬉しい、おもしろい、といった感情を味わえるのに、なぜ死にたいと思うのだろう？」というセリフを聞いた瞬間、私の友達と同じだっ！と飛び上がった。 彼女の気持ちがわからず、でもその心理を知りたい！と思っていたところに、某ラジオ番組で紹介されていたこの本を手に入れた。 「死にたい」と思うことを良し悪しで捉えることなく前向きに進んでいく、カウンセラーと著者のやり取りは、とても柔らかで優しさに溢れていて、かつ清々しい。著者の愚直なまでに自分の心に対峙し、心の中を探って行くことで初めて知る自分自身の感情への驚き。これらはあまりにも崇高な行為であると感じた。重いタイトル だが、読後感は心軽く爽やかな気持ちになれる本である。 多様性とか個別性の尊重とか言われる時代に必要とされる良書だ。

死を考えている子供たちの事を知りたくて、読んでみようと思いました。全く共感出来ない内容ですが、そんな思考があるのかと驚かされます。何かのヒントになればっと読み進めています。

娘と向き合う前に読んでみて、とても参考になりました。