襲大鳳　上 （祥伝社文庫　い２７－１１　羽州ぼろ鳶組　１０） 今村翔吾／著 祥伝社ノンポシェットの本

尾張藩火消が全滅させられた火事。源吾の父や大音勘九郎の父親が命を落とした１８年前の大火。１８年後、尾張藩下屋敷が再び炎に包まれる。火付けのようだが、その手口が解らない。そして尾張藩屋敷周辺で再び発火。今度は複数の場所から火の手が上がる。星十郎にもその手口が解らない程の精巧で緻密な手口。命を落としたはずの伊神甚兵衛が生きていた。その衝撃に動揺する源吾だったが・・・。尾張藩、田沼意次など、火消したちが思いもよらぬところで、暗闘が続いているのだろう。謎が広がるばかりの上巻。火事場の描写の迫力が印象的。

いつもは早く読めるのだが、この本は登場人物が多く　都度止まってしまう。最初のページにある[登場人物紹介]を覚えて理解して進める言葉が大切かな！ それぞれの人が所属する火消の組織、地位、性格、特技を理解すれば、より興味深く読み進めると思う。 亡くなった火消たち、尾張藩の出来事などが、より物語を複雑にしている反面、読み応えのある作品になっている。

今村翔吾ファンです。羽州ぼろ鳶組シリーズ全巻を一括購入しました。とてもおもしろいです。書店で購入しようとすれば、シリーズがそろっていないことが多く、その点ネット購入は便利です。これからもネットで購入したいと思っています。

今村翔吾さんの本は好きで、本当に面白い！とにかく面白い！ このぼろ鳶シリーズもどんどん読み進めていくんですが、早く読んでしまうのが勿体ないとか思いながら読みました（笑） 今、上巻を読み終えたので、これから下巻に入ります。

”今村翔吾が直木賞受賞”のニュースで初めて知りとりあえず文庫本の中から”羽州ぼろ鳶組”を買って 読み始めたら面白いこと3日おきにネットで購入し読み切りました。 病みつきになりそうです。

親の世代の20年後に同じようなシチュエーションになり、江戸の火消が力を合わせる物語。ページをめくる手が止まりません。

とても早い対応ありがとうございました。また、宜しくお願いします。そ

理屈抜きに面白い。久しぶりに現れた、時代小説の俊英。