國分功一郎 暇と退屈の倫理学 増補新版 homo viator Book 倫理学の本

本論文では中世から近代の、著名な哲学者の考察を、自分の「暇と退屈」の論理の展開に引きずり込んで、生まれた暇と退屈に、人はどう対処したかが論じられている。いずれも原因と対処として定式化されているが、著者の自説に引っ張り込む為に、随所に強引さが見られる。そもそも本書のテーマがなぜ、「暇と退屈」なのかに思いを馳せると、多分、これが今日的に最重要課題であり、どうしても避けて通れない課題だからと推察する。 　全編を通じて、論理展開が明快で、楽しく読み進める事が出来る。へえー、そんな捉え方ができるんだという箇所が随所にあり、結論的には、著者がまとめている通り、哲学は、様々な分野と歴史的にも係わってきていて、哲学の進むべき道は、教養学や社会学と言った分野での発展を期待する思いがある。 この論文を通して、あらためて人類の幸福はどうすれば得られるか、今こそその入り口に立っていることを認識させられるとの感がする。「暇と退屈」に思いを馳せた結果だと思う。

まず表紙のかわいさに目を惹かれ、少し中身を読んでみるととても面白そうな内容だったのですぐに買いました。調べてみると筆者の方はたまにTVでもお見かけする哲学者（とお呼びしていいのでしょうか？）の国分さんでした。哲学書の類は、今まではすぐに挫折してしまっていたのですが、この本は難しいことをとてもわかり易く、噛み砕いてくれているので、挫折することなく最後まで面白く読むことができました。

作者の他の本よりわかりやすい言葉で書かれていて、読みやすいと感じました。専門でない方にはとっつきやすく良い本だと思います。

配送はスピーディーで助かりました。 本の中身はとても難しく、まだ読み切っていません。。 時間がある時にまた読みたいです

タイトルとイラストの秀逸さに惹かれて購入しました. 内容は一般書と比べると難解ですが, 読み応えのある本です.

こちらで購入して積読していたのですが、先日文庫版が出版されたと聞き、もう少し待てばよかったと思いました。